料金の仕組み

PG&Eの最低請求額はいくらですか？

• PG&Eのシステム管理と電力供給にはコストがかかります。
• 最低請求額を設定することで、すべてのお客様がこれらの基本コストをカバーするのに十分な料金を支払うことが保証されます。
• これには、電気をほとんど使用しない、または一切使用しないお客様も含まれます。

最低請求額はどのように計算されますか？

最低請求額の料金には、以下の項目が含まれます。

• 発電またはエネルギー料金
• エネルギーの託送または最低託送料金

エネルギー料金は、以下の項目の支払いに使用されています。

• 電気料金自体

最低料金は、以下の項目の支払いに使用されています。

• PG&Eの送電網を介した電力搬送
• 配給メンテナンス
• California Public Utilities Commissionによって承認された、エネルギー効率と低所得者支援プログラムに資金を提供するためのその他の料金

最低託送料金には、エネルギーを託送するためのコストが含まれます。その内訳は以下の通りです。

• Non-CAREのお客様の場合は10.12ドル
• CAREのお客様の場合は5.06ドル

すべてのお客様が、最低託送料金とキロワット（kWh）使用量に関連するエネルギー料金の両方を支払う必要があります。

エネルギーがPG&Eから供給されていない場合、請求額は異なりますか？

Direct Access（DA）やCommunity Choice Aggregation（CCA）のお客様には、PG&Eのエネルギー料金は適用されません。

• これらのお客様のエネルギー料金は、PG&Eではなく、各自のプロバイダーから供給されるエネルギーの調達コストに基づいています。
• DA/CCAが代理としてエネルギーを調達する際に発生したコストは、請求書に記載されます。

ご注意：お客様全員に、最低託送料金を支払う責任があります。

これらの料金は請求書にどのように表示されますか？

以下に示すエネルギー明細書の例をご覧ください。これらの料金が請求書に表示されるのは、以下の場合です。

• PG&Eがお客様のエネルギーを調達する
• お客様が、NEM2などのNet Energy Metering（NEM）プログラムに登録されていない

CCAをご利用のお客様の場合は、最低託送料金も表示されます。ただし、エネルギー料金は請求書のCCAセクションに記載されています。

NEMプログラムをご利用のお客様の場合、最低配達料金とエネルギー料金は2つのセクションに分けて表示されます。

NEMをご利用のお客様に対する請求方法について、まだ質問がありますか？ 以下に示すよくある質問をご覧ください。

1. 最低託送料金 - 毎月請求：
   

   

2. エネルギー料金（毎月のNEM料金) - 毎月、銀行から引き落とし:
   

   

最低請求額は、NEMのお客様にどのような影響を与えますか？

• 1つ目は最低請求額で、CAREを利用しないお客様の場合は10.12ドル、CAREを利用しているお客様の場合は5.06ドルです。 
  • これらの月額料金は、電力を利用されるお客様向けのサービスにかかる固定費の一部をカバーします。
• 2つ目は「毎月のNEM料金」です。これらの内訳は以下の通りです。 
  • 正味料金の総額（送電網から使用されるエネルギー） 
  • その月に蓄積された控除額 これらの控除額は、太陽光による発電量を送電網に供給することで発生します。

12か月ごとに「True Up（補正）」請求書が届きます。

• この請求書では、年間を通して毎月発生するすべてのNEM料金および/または控除額が調整されます。

毎月の請求書に記載されている年初からその月までのNEM料金の概要を次に示します。これには、「YTD Estimated NEM Charges at True Up（補正時の年初から現時点までの推定NEM料金）」というラベルが付いています。

• 年初からその月までのすべてのエネルギー料金のスナップショット

年間を通じて生成したエネルギー量が、消費したエネルギー量を超過した場合、PG&Eにはこの差額を払い戻す義務が発生します。

補正時に残高が発生している場合は、年間を通じて支払った最低請求料金の総額が控除されます。

• これは、年間を通じて支払う最低請求料金が、補正時に支払うべき料金の前払いとしても機能するためです。

例：

• 12か月にわたるNEM料金と控除額の合計が390.74ドルであると仮定します。
• 同時に、12か月間の最低託送料金は118.96ドルです。
• 補正額は390.74ドルですが、未払い額（税引前）は271.78ドルのみです。
• これは、お客様が12か月間に118.96ドルの最低託送料金をすでに支払っているためです。

NEMエネルギー明細書に記載されたエネルギー料金は、いつ支払う必要がありますか？

補正時にのみこの料金を支払う必要があるのは、以下の条件が当てはまる場合です。

• エネルギー料金の合計額が正の値である。
• 税引き前のNEM料金の総額が、最低託送料金の合計を下回っている。

例：

• 12か月にわたるNEM料金と控除額の合計が（390.74ドルではなく）100ドルであると仮定します。
  
• この場合、お客様には補正時に118.96ドルの最低託送料金がかかります。
• これは、NEM料金と控除額の合計が最低託送料金よりも低いためです。
  

 まだ質問がありますか？

• 月曜日～金曜日の午前8時～午後5時まで、太陽光発電カスタマーサービスセンター（1-877-743-4112）にお電話ください。
• NEMの請求額に関する詳細については、NEM請求書にアクセスしてください。
• その他のお問い合わせについては、月曜日～金曜日の午前8時～午後5時まで1-800-743-5000までお電話ください。
  

PG&Eでは、承認の必要な電気料金の変更は年に2～3回しか行われません。

これは、電力を利用されるお客様が直面する料金変更の回数を制限するためです。

当社は、California Public Utilities Commission（CPUC）の要求に応じて、天然ガスの供給料金を毎月変更します。

CPUCは、競争力のある毎月のガス市場コストをより適切に反映するため、知事によって任命された5人の委員で構成される委員会です。

PG&Eが料金の変更を行う必要があるのは以下の場合です。

1. CPUCに申請書を提出します。申請書の内容：

• アップグレードが必要、あるいは新しいプログラムまたはサービス
• 年間または複数年にわたるコストと料金への影響

2. 当社による申請は、公聴会と、以下を含む関係者によって審査されます。

• 住宅および法人の消費者を代表するグループ
• 低所得者および地域社会の擁護者
• 環境保護団体
• 農業への配慮

3. CPUCでは、お客様が支払う料金が「公正かつ合理的」であることを前提として決定を下します。

4. PG&Eは、承認された変更を料金に組み込みます。

General Rate Case

PG&Eは3年ごとに、特定の発電、配電、および天然ガス配給の運営コストとして徴収された収益を審査し、認可するようCPUCに申請します。

• このプロセスは、電気のGeneral Rate Case（GRC）と呼ばれます。

Gas Transmission and Storage Rate Case

当社では、Gas Transmission and Storage Rate Case（GT&S）に従い、4年ごとに天然ガスの託送・貯蔵事業から得られた収益を申告しています。

• CPUCだけでなく、Federal Energy Regulatory Commission（FERC）も料金の小売託送部分を承認しています。これらの料金は、PG&Eの一括電気料金の約14%を占めます。
• 残りの86%は、CPUCが監督するコストを回収するための料金と請求額に当てられます。
  

PG&Eの標準的な住宅向け電気料金と天然ガス料金は段階的に設定されています。

• 段階的料金では、請求サイクル中に使用されるエネルギー量が増えるにつれて、エネルギーの価格が上昇します。 
• Californiaでは、エネルギー節約を促進するため、段階的料金が法律で義務付けられています。
• エネルギー使用量の少ないお客様の場合、下位層の価格が低くなるため、請求額も安くなります。
• エネルギー使用量の多いお客様の場合、上位層の価格が高くなるため、請求額も高くなります。

PG&Eでは、標準の段階的料金に加えて、California Alternate Rates for Energy（CARE）に登録されている対象のお客様に対して割引料金を提供しています。

また、CARE対象外のご家庭には、Family Electric Rate Assistance（FERA）プログラムも提供しています。

Baseline Allowance

PG&Eの住宅用電気料金プランのほとんどは段階制です。毎月の基本電力使用量を最低価格で提供します。この月額の基本額をBaseline Allowanceと呼びます。

Baseline Allowanceは地域や気候ゾーンによって異なります。

住宅向け段階料金の場合：

• Tier 1 にはBaseline Allowanceが含まれます
• Tier 2 はベースラインの101%以上から拡張します
  

Baseline Allowanceの詳細を見る

PG&Eでは、住宅のお客様向けにTime-of Useの電力料金も提供しています。

• これらの料金には、段階的なものと段階的でないものがあります。
• Time-of-Use料金では、エネルギーのオフピーク時間帯に低料金で請求されます。
• これにより、お客様は一部の使用時間を料金の高いピーク時間帯からずらすことで、請求額を削減できる可能性があります。
• ピーク時の電力使用量を削減することで、PG&Eはエネルギー供給コストを削減できます。
• 一部のTime-of-Use料金は段階的に課金されます。

すべての料金プランを確認する

PG&E Residential Rate Plan Pricing（PDF）をダウンロード

料金はPG&Eのサービスエリア全体で同一です。ただし、利用可能な最低価格（ベースライン）で割り当てられる電力量はお客様ごとに異なります。

価格が異なる要因：

• 所在地
• 季節（夏期または冬期）
• 住宅用の熱源

ベースライン量は、特定の気候ゾーンにおける平均的なお客様の電力ニーズの大部分を満たすために必要な最小使用量レベルです。

気候ゾーン

所在地と季節を考慮して、お客様は気候帯と呼ばれる地理的領域に分類されます。

• PG&Eのサービスエリアには、10の異なる気候ゾーンがあります。
• これらのゾーンは郡や市の境界には従っていません。これらは、地理条件や気候の似ている地域に基づいています。
• 暑い気候ゾーンにお住いのお客様は、涼しい地域にお住まいのお客様よりもベースライン量が高くなります。

Baseline Allowanceの詳細を見る

料金が変更される理由

2015年7月3日、California Public Utilities Commission（CPUC）は、住宅料金体系について一連の変更を採用することを投票で決定しました。 

新しい体系は、電力サービスを提供する際の実際のコストにより密接に適合しています。

これまでの多段階料金体系は、2001年に起こったエネルギー危機の際に確立されました。当時の状況は以下のようなものでした。

• エネルギー供給量は限られていた
• エネルギー料金は過去最高値を記録
• 電気に関する信頼性の問題が多発
• 再生可能エネルギーは広く普及していなかった
• メーターは手動で読み取られていた 

それ以来、状況は変化しました。エネルギーのほぼすべての分野で進歩が見られます。

新しいエネルギー体系

新しい体系は、2015年から施行されました。その目的は以下です。

• 簡素にする
• 電力サービスを提供する際の実際のコストにより密接に適合している
• エネルギー使用量が毎月の請求書にどのような影響を与えるかお客様に明確に理解していただく

未来に向けた2020 TOU

2020年に、住宅用電力のお客様は、Time-of-Use（TOU）料金プランに移行されました。

• TOU料金プランでは、時間帯によって電気料金が変わります。
• TOU料金プランを利用すると、深夜、早朝、日中など、需要の少ない時間帯に使用する電気料金が安くなります。

料金プランについて

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エネルギーを節約し、出費を抑える方法

• CAREや省エネ支援などのプログラムを通じてエネルギーを節約することで出費を抑える
• エネルギー管理のヒントや監査ツールを見つける
• エネルギー効率向上プログラムまたは奨励金を探す
• 予算請求などの支払いオプションを探す

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これらの変更によって、PG&Eの収益は増加しますか？ いいえ

これらの変更によって、PG&Eの収益は一切増加しません。

• お客様によるガスや電気の使用量が増加しても、PG&Eの収益は増加しません。
• PG&Eによる収益額は、California Public Utilities Commissionによって規制されています。

PG&Eが収益を上げるのは、以下の活動によります。

• エネルギーを供給するためのインフラを構築するコストを抑える
• ビジネスを効率的に運営する
• お客様によるエネルギー使用量の削減を効果的に支援する

エネルギー供給（50%）： PG&Eのお客様が電力を生成および購入するコスト。

• 当社の電力の50%以上は、温室効果ガスを排出しないエネルギー源から供給されています。
• このため、当社は全米で最もクリーンなエネルギーのひとつを供給しています。

送電および配電（44%）：安全で信頼性の高いサービスを提供するため、送電網を運用および保守します。

• 新しいスマートグリッド技術を採用しているので、停電の回数を削減し、お客様へのサービスをより迅速に復旧できます。
  

公共目的のプログラム（4%）：公共利益の促進。これには以下が含まれます。

• 低所得のお客様向けの割引
• エネルギー効率向上プログラムへの投資
• California太陽光発電のイニシアチブ

その他（2%）：

• 原子力発電所の廃炉にかかるレガシーコスト
• 発電の規制緩和
• 2001～2002年のCaliforniaエネルギー危機の影響